マックス・ラムのDIYチェア
2014.11.28

リモデリスタ
http://www.remodelista.com/
ガーデ二スタ
http://www.gardenista.com/
というサイトをご存知ですか?
リモデリスタはハウススタイリングやホームデコ関連の情報を、
ガーデニスタはその名の通り、ガーデニング周りのスタイルやトレンドを中心に扱っています。
この二つはシスターサイトで相互連携していて、スタッフは記者も編集も女性ばかりのチームで構成されているようです。
ポストされるコンテンツは本当に興味深いものばかり。
そんななかから、リモデリスタに掲載されていたDIY記事をひとつピックアップしました。
A Chair for All: DIY Seating from Max Lamb by Alexa Hotz
http://www.remodelista.com/
ガーデ二スタ
http://www.gardenista.com/
というサイトをご存知ですか?
リモデリスタはハウススタイリングやホームデコ関連の情報を、
ガーデニスタはその名の通り、ガーデニング周りのスタイルやトレンドを中心に扱っています。
この二つはシスターサイトで相互連携していて、スタッフは記者も編集も女性ばかりのチームで構成されているようです。
ポストされるコンテンツは本当に興味深いものばかり。
そんななかから、リモデリスタに掲載されていたDIY記事をひとつピックアップしました。
A Chair for All: DIY Seating from Max Lamb by Alexa Hotz
ロンドンで活動する家具デザイナー、マックス・ラムがDIYを前提に設計した椅子。
丁寧なインストラクションがウェブにあがっていて、こちらからPDFで見ることができます。
40ものステップに渡って細かく丁寧に説明してくれています。全工程写真付きです。イギリスなので長さがメートル表記なのも日本人にとっては分かりやすくて良いですね。
丁寧なインストラクションがウェブにあがっていて、こちらからPDFで見ることができます。
40ものステップに渡って細かく丁寧に説明してくれています。全工程写真付きです。イギリスなので長さがメートル表記なのも日本人にとっては分かりやすくて良いですね。
序文にあるマックスのメッセージはマケットの考え方と通じるものがあり、深い感銘を受けます。
"I designed the DIY Chair to be constructed using very cheap and basic building materials readily available from your local DIY (do-it-yourself) shop or hardware store, using simple
hand tools and joinery methods, by you. A design for everyone and anyone; mass-production in fact, but production by the masses rather than machines."
"ホームセンターなどで身近に見つけやすく、しかも安価な素材を使ってできるDIYチェアを考案しました。誰でも簡単にできるもので、まさにあなたの手で組み立てられるようにデザインしました。万人向けで誰にでも作れる椅子ですが、しかし工場で大量生産されるようなものではありません。"
"I designed the DIY Chair to be constructed using very cheap and basic building materials readily available from your local DIY (do-it-yourself) shop or hardware store, using simple
hand tools and joinery methods, by you. A design for everyone and anyone; mass-production in fact, but production by the masses rather than machines."
"ホームセンターなどで身近に見つけやすく、しかも安価な素材を使ってできるDIYチェアを考案しました。誰でも簡単にできるもので、まさにあなたの手で組み立てられるようにデザインしました。万人向けで誰にでも作れる椅子ですが、しかし工場で大量生産されるようなものではありません。"

材木は建築資材として一般的に使われるパイン材。"どこにでもあるもので安価に手に入り、サステナブルであることがポイントです。"
PDFのインストラクションには、木口34ミリ×18ミリですべて同じ長さ(47センチ)のものが31本必要とあります。
すべての部材が同一というのは、DIYアイテムの部材構成としてはもっとも理想的で、とても難しいことでもあります。それをどこにでもある規格材で実現したのは、すごいことですね。
PDFのインストラクションには、木口34ミリ×18ミリですべて同じ長さ(47センチ)のものが31本必要とあります。
すべての部材が同一というのは、DIYアイテムの部材構成としてはもっとも理想的で、とても難しいことでもあります。それをどこにでもある規格材で実現したのは、すごいことですね。

"材の木口(板材の切り口のこと)は34ミリ×18ミリ。2メートルから2.7メートル尺のものが手に入りやすく(イギリスでは)、2.7メートルのものを今回は使っています。木口34ミリ×18ミリの材であることが大事です。これが椅子の高さ、幅、奥行きを決めるとともに座面と背面のバランスの取り方に影響を与えます。"
とマックスは述べていますが、長さは問題ないものの、切り口34×18の材は恐らく日本では見つけづらいと思います。近いものは、ワンバイツーの18×38ですが、これを使った場合、4ミリの差分を考慮して設計を少し変える必要があります。
とマックスは述べていますが、長さは問題ないものの、切り口34×18の材は恐らく日本では見つけづらいと思います。近いものは、ワンバイツーの18×38ですが、これを使った場合、4ミリの差分を考慮して設計を少し変える必要があります。

"このインストラクションをテンプレート的な参考として、あなたの好きなように椅子やテーブル、スツールなどをデザインしてみるのも良いでしょう。"
マケットと同じようなポリシーなんですね。
マケットと同じようなポリシーなんですね。
↓ほぼ完成の図。インストラクションの写真から。とても美しいフォルム。かっこいいです!手間ひま惜しまず作れば、この椅子が2000円ほど(£9.77と書いてあるので、1英ポンド=180円台の現在のレートとすると)の材料費でできてしまうわけです。楽しんで作ればホントにプライスレスな価値。出来あがったときもきっと嬉しいはずです。

マックス・ラム自身のサイトはこちら。
http://maxlamb.org/
プルダウンメニューを見ると、このDIYチェアの他にもたくさん興味深いプロダクトがあります。タイムラプス映像などもあって結構おもしろいですよ。チェックしてみてください。
T.Murakami
http://maxlamb.org/
プルダウンメニューを見ると、このDIYチェアの他にもたくさん興味深いプロダクトがあります。タイムラプス映像などもあって結構おもしろいですよ。チェックしてみてください。
T.Murakami